永遠の0

永遠の0 (講談社文庫)

永遠の0 (講談社文庫)


零戦パイロットの物語。

戦後60年の現代に当時を知る人にインタビューをしながら
一人の人間の生き様を明らかにしにいくストーリー。

読む価値のある作品。

モダンタイムス

モダンタイムス(上) (講談社文庫)

モダンタイムス(上) (講談社文庫)


モダンタイムス(下) (講談社文庫)

モダンタイムス(下) (講談社文庫)


「魔王」の続編。

前作を読んでいないと分かりにくいと思われる。

ガリレオの苦悩

ガリレオの苦悩 (文春文庫)

ガリレオの苦悩 (文春文庫)


ガリレオシリーズの短編集。

前作の長編から元に戻った形になるが、
読みやすい分、物足りなさも感じる。
ドラマ向けといった印象。

おまえさん

おまえさん(上) (講談社文庫)

おまえさん(上) (講談社文庫)


おまえさん(下) (講談社文庫)

おまえさん(下) (講談社文庫)


「ぼんくら」「日暮らし」に続くシリーズ三作目。

前作から間隔が開いていたので、
マイナーな登場人物が忘れてしまっていたのが残念。
登場人物が多いが混乱する事無く読めるのは流石。

砂漠

砂漠 (新潮文庫)

砂漠 (新潮文庫)


青春小説の括りに入る作品。

派手さはなく、淡々と話が進む印象。
飽きずに最後まで読み進める事は出来るが、
少し物足りなさも感じる。

夜明けの街で

夜明けの街で (角川文庫)

夜明けの街で (角川文庫)


不倫の話。

あまり心に響かなかった。
不倫をした時に読み返すと違った印象になるのかもしれない。

豆腐小僧双六道中ふりだし

文庫版  豆腐小僧双六道中ふりだし (角川文庫)

文庫版 豆腐小僧双六道中ふりだし (角川文庫)


妖怪の話。

前半は読みやすかったが、
後半になるにつれ読みにくくなってくる。
作者特有の過剰な説明が原因か。

椿山課長の七日間

椿山課長の七日間 (朝日文庫)

椿山課長の七日間 (朝日文庫)


死者の世界を描いた作品。

死人が生き返って現世に戻ってくるという
ありきたりのストーリであるが、
面白く描かれている。

のぼうの城

のぼうの城 上 (小学館文庫)

のぼうの城 上 (小学館文庫)


のぼうの城 下 (小学館文庫)

のぼうの城 下 (小学館文庫)


それなりに面白かった。

歴史小説は散々読んでいるせいか、
各所で絶賛されているほどには感じなかった。
歴史小説初心者には、取っ付きやすいのかもしれない。

宗教が往く

宗教が往く〈上〉 (文春文庫)

宗教が往く〈上〉 (文春文庫)


宗教が往く〈下〉 (文春文庫)

宗教が往く〈下〉 (文春文庫)




前半はそうでもなかったが、
後半はあまりにも荒唐無稽で読むのが辛かった。

ハゲタカ2

ハゲタカ2(上) (講談社文庫)

ハゲタカ2(上) (講談社文庫)


ハゲタカ2(下) (講談社文庫)

ハゲタカ2(下) (講談社文庫)




二作目だけあって、前作よりもスケールアップした内容になっている。


カネボウ等の実際の事例がモデルと思われる内容もあり、
非常に興味深く読める。

ハゲタカ

ハゲタカ(上) (講談社文庫)

ハゲタカ(上) (講談社文庫)


ハゲタカ(下) (講談社文庫)

ハゲタカ(下) (講談社文庫)




いわゆるハゲタカファンドの日本人社長を主人公にした話。


企業買収の事を丁寧に書いており、非常に勉強になる内容。

ストックホルムの密使

ストックホルムの密使〈上〉 (新潮文庫)

ストックホルムの密使〈上〉 (新潮文庫)


ストックホルムの密使 (下巻) (新潮文庫)

ストックホルムの密使 (下巻) (新潮文庫)




三部作の最終作。
三作の中では一番これが面白かった。


戦争の末期に向けて話が進む。
歴史事実は予め分かっているものの、
先がどうなるかが非常に気になり惹き付けられる。

ゴールデンスランバー

ゴールデンスランバー (新潮文庫)

ゴールデンスランバー (新潮文庫)




首相暗殺の濡れ衣を着せられた主人公の物語。


非常に面白かった。
都合の良い展開だらけであるが、
作風だと割り切ってしまえば気にはならない。

エトロフ発緊急電

エトロフ発緊急電 (新潮文庫)

エトロフ発緊急電 (新潮文庫)




「ベルリン飛行指令」に続く三部作の二作目。
スパイを主人公とした物語。
直接前作と連関があるわけではないが、
一部共通する登場人物も出てくる。


後半畳み掛けるように話が展開し、
ぐいぐいと引き込まれる。