王妃の館

王妃の館(上) (王妃の館) (集英社文庫)

王妃の館(上) (王妃の館) (集英社文庫)


王妃の館(下) (王妃の館) (集英社文庫)

王妃の館(下) (王妃の館) (集英社文庫)




フランスのホテルを舞台とした物語


二組のツアー客たちのドタバタコメディ。
軽い感じでサクサクと読める。

サクリファイス

サクリファイス (新潮文庫)

サクリファイス (新潮文庫)




自転車ロードレースを題材にした物語。


普段あまり知ることができない世界なので、
ミステリーとしてではなく純粋に小説として楽しめる。

宇宙創成

宇宙創成〈上〉 (新潮文庫)

宇宙創成〈上〉 (新潮文庫)


宇宙創成〈下〉 (新潮文庫)

宇宙創成〈下〉 (新潮文庫)




フェルマーの最終定理」「暗号解読」に続く三作目。


相変わらず読み応え充分。

虐殺器官

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)




近未来の対テロリストとの戦いを描いたSF小説。
SFではあるが、リアリティがあり説得力がある。


各所で絶賛されているのも頷ける。

夢見る黄金地球儀

夢見る黄金地球儀 (創元推理文庫)

夢見る黄金地球儀 (創元推理文庫)




これまでの医療ミステリーとは一線を画す、
エンターテインメント性のみの物語。


読みやすい事は読みやすいが、少し軽すぎる印象を受けた。

レディ・ジョーカー

レディ・ジョーカー〈上〉 (新潮文庫)

レディ・ジョーカー〈上〉 (新潮文庫)


レディ・ジョーカー〈中〉 (新潮文庫)

レディ・ジョーカー〈中〉 (新潮文庫)


レディ・ジョーカー〈下〉 (新潮文庫)

レディ・ジョーカー〈下〉 (新潮文庫)




身代金誘拐を非常に硬派に描いており読み応えがある。
重厚という表現がピッタリ。


株関連の話は無知なこともあり取っ付き辛い面もあったが、
丁寧に描かれており気になる程ではなかった。

暗号解読

暗号解読〈上〉 (新潮文庫)

暗号解読〈上〉 (新潮文庫)


暗号解読 下巻 (新潮文庫 シ 37-3)

暗号解読 下巻 (新潮文庫 シ 37-3)




前作の「フェルマーの最終定理」に劣らない面白さ。


古代の暗号から最近の暗号までの歴史が
具体的な暗号のサンプルを用いて描かれいているので非常に分かりやすい。

赤い指

赤い指 (講談社文庫)

赤い指 (講談社文庫)




これまでの加賀恭一郎シリーズとは異なり
トリックよりも社会問題を背景に置いている。


事件解決までは割と平凡な感じがしたが、
最後に捻りを加えている。
個人的にはあまり余韻を感じなかった。

ブラックペアン1988

ブラックペアン1988(上) (講談社文庫)

ブラックペアン1988(上) (講談社文庫)


ブラックペアン1988(下) (講談社文庫)

ブラックペアン1988(下) (講談社文庫)




チームバチスタの栄光」シリーズから
20年ほど遡った舞台の物語。


シリーズの登場人物が多く、登場しシンプルなストーリーで
エンターテインメント性も高いので一気に読破できた。

イノセント・ゲリラの祝祭

イノセント・ゲリラの祝祭 (上) (宝島社文庫 C か 1-7)

イノセント・ゲリラの祝祭 (上) (宝島社文庫 C か 1-7)


イノセント・ゲリラの祝祭 (下) (宝島社文庫 C か 1-8)

イノセント・ゲリラの祝祭 (下) (宝島社文庫 C か 1-8)




作者の医療問題に対する意見を
小説を通して主張するといった作品。
ミステリーの要素もなければ
舞台も病院ではない。


面白くないわけではないが、
もっとエンターテイメント性が高くても良いかも。

細雪

細雪 (上) (新潮文庫)

細雪 (上) (新潮文庫)


細雪 (中) (新潮文庫)

細雪 (中) (新潮文庫)


細雪 下 (新潮文庫)

細雪 下 (新潮文庫)




60年以上も前の作品であるが、それほど古さを感じられない。
関西弁の会話が大部分を占め親しみ易い文章。


物語は大きな山場もなく淡々と進みそのまま終わる。
昔の上流階級の生活の雰囲気を楽しんだりするのには良いのでは。

どちらかが魔女

どちらかが魔女〈森博嗣シリーズ短編集〉 (講談社文庫)

どちらかが魔女〈森博嗣シリーズ短編集〉 (講談社文庫)




短編が8つ。


既刊の短編も含まれており、新鮮味が欠ける部分もあるが、
S&Mシリーズの登場人物たちの別の一面が見れて興味深い。


いずれの短編も事件らしい事件が起こらないというのが良い。

フェルマーの最終定理

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)

フェルマーの最終定理 (新潮文庫)




予想以上に面白かった。
わかりやすく書いているが、
数学の面白さを損なうことなく描かれている。


数学の知識が深まるだけでなく、
よく聞く名前の数学者たちが
どの時代にどのような役割を担ったかを知ることができる。