むかし僕が死んだ家

むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)

むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)




張り巡らされた伏線の数が尋常じゃ無い。
登場人物は二人だけ。舞台の大半は一件の家の中。
そんな中で、よくもこれだけ話を練り込んだものだと感心させられる。


読んでいる内に感じた疑問点、違和感が
話が進む内に明らかになっていく様は、非常に気持ちが良い。


面白かったという印象より感心させられた印象の方が強く心に残った。