流星ワゴン

流星ワゴン (講談社文庫)

流星ワゴン (講談社文庫)




ありえない設定であるが、そんな事は全く気にならなかった。
父親と息子の関係について非常に考えさせられる作品。


自分の父の事を思わず考えてしまった。
自分が父親になって初めて、自分の父親と対等の関係になれるのかもしれない。
そんな気がする。


もう一つのテーマも考えさせられる。
それと分からないまま過去に確実に通り過ぎていった人生の岐路となる場面。
そういった事がある事を意識するかしないかは非常に大きな差だと思う。