輪違屋糸里

輪違屋糸里 上 (文春文庫)

輪違屋糸里 上 (文春文庫)


輪違屋糸里 下 (文春文庫)

輪違屋糸里 下 (文春文庫)




壬生義士伝」が男の目からみた新撰組であれば、
この作品は女の目から見た新撰組を描いている。


登場する女性達は他の作品では脇役でしかないが、
彼女たちを中心に据える事で新撰組の姿を外側から浮かび上がらせている。


悪役として描かれる事が多い芹沢鴨
違った魅力が浮かび上がってくるのも特徴。
自分としては「壬生義士伝」の方が好き。